早し殉死


彼は誰時 響く蹄鉄の音
裸足のままで駆け出した
共に海に沈んだ日輪に
濡れた刃を突き立てた

白黒に止めた時の
顔に 腕に また触れたい

桜流れて細雪
もう一度咲かせ また会おう
消えぬ赤い指輪の痕
月を映して つたうは涙

光を隠す雲を断ち切れと
たばさむ太刀が鞘鳴らす
心を修羅に変えた若武者の
袖を引くのは愛し人

桜流れて細雪
もう一度咲かせ また会おう
消えぬ赤い指輪の痕
月を映して つたうは涙

穢れた大地
血潮で禊ぐ
いくとせ後の
花のため

帰らぬ文を待ち続け
山の緑も錦色
枯れ葉庵 松虫の音
声を嗄らして捜してる

桜流れて細雪
もう一度咲かせ また会おう
消えぬ赤い指輪の痕
月を映して つたうは涙


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